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強い弱いは関係ない?ビジネスにおける【メンタル】の作り方

ビジネスマナー
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ビジネス上においては他人から叱責を受けたり、思うような成果が得られなかったりと辛い思いをする場面が多々あります。

失敗や挫折に怖さを感じるのは、人間であれば仕方のないことです。

しかし、どんなに避けようとしても社会人として生きている以上は、ダメージのない人生などあり得ません。

安全を求めるあまり、小さく縮まったまま企業人として何の貢献もできないようでは、未来が明るいとはいえないでしょう。

多少の逆境にも心が折れず仕事に向き合える、メンタルのあり方について考えていきます。

強いメンタルは存在しない?

ⓒyoshitaka

切り替えが早い人は強く見える

日本の誇る男子フィギュア選手が大逆転で金メダルを手にした際、誰もがそのメンタルの強さに驚嘆しました。

しかし本人の弁によると、不本意に終わったショートプログラムの後は死ぬほど落ち込んだといいます。

世に知られた歴史上の偉人であっても、意外と弱気な面があったという逸話もたくさんあります。

そういった例を聞くと、メンタル・精神力の強さへの疑問が生まれます。 何があってもへこたれないという人は、実はあまりいません。

密かに落ち込み、嘆き、苦しんでいるはずです。しかし、それに気づく間もなく、次のステップへの切り替えが完了しているというだけなのでしょう。

メンタルが弱いというのは、起きてしまった事実に限りなくとらわれ、そこから切り替えがうまくいかない性格です。もはや誰も責めていなくても、自分自身がいつまでも過去の行動を凝視し、後悔し続けているのです。

 

柔軟性こそ強さのカギ

メンタルが強いとすれば、それは受け止める力を持っているということです。何

が起きても、事実を事実として客観的にとらえ、対処するための体勢を整えます。それができるのは、物事に対してさまざまな見方ができ、さらに未来は予測不能であると承知しているからです。自分の想像の範囲内だけで行動する人は、不測の事態に戸惑い、ショックを受けます。

精神的な柔軟性があれば、他人が思い通りには動かず、また物事がスムーズに進行できなくても当然と感じられます。

思い通りにいかないと、大声でどなり散らす人物を良く目にします。裏返して見れば、決して強さがあるわけではありません。

予測から外れた結果に戸惑い、恐れをなしている姿なのでしょう。真に強さを持つ人は、感情に振り回されている場合ではないのを、無意識のうちに感じています。誰かが怒鳴っている暇に、次の一手を考え始めているでしょう。

心の弱さを救うのは肉体

挫折して茫然となっているときには、脳の活動も低下しています。必死に頭を動かそうとしても、良い解決法は浮かびません。

切り替えが下手と自覚しているのであれば、思考を停止して身体から動かしていくのもひとつの方法です。脳と身体の神経は、知られている以上に連動しているといいます

。脳が指令を出しているように、身体側からも脳に働きかけます。暗く引きこもって固まっているよりは、歩き、走る、あるいは目の前の事務的な作業に没頭するなど、身体を使ってみることです。脳の再起動のために、肉体を効果的に利用してみてください。

身体と心は別なものではありません。ひとつで一個の人間です。手足を動かしているうちに、自分という人間への意識がしっかりと目覚め、やがて失敗した事由を客観的に見つめられるようになります。心労で浅くなった呼吸が、いつの間にか深呼吸に変わり、脳も活性化していきます。

挫折は必然だと開き直る

ⓒtakasu

失敗を恐れる自分を知る機会

心血を注いだ仕事の失敗では、誰もが苦しみを味わいます。年齢が若いほど、ひとつの挫折に対する絶望感が大きいものです。

しかし何事も、そこが終点ではありません。生き方には幾通りもの方向があり、さらに続いていきます。ダメになったのはほんの一部に過ぎないことに、できるだけ早く気づかなければなりません。 挫折感に苦悩し心が折れそうなときこそ、自分を知る良い機会です。

何が失われたから辛いのか、何を恐れるのか、心が落ち着いてきたら自問をくり返していきます。

仕事上の失敗で命を失うという業務は稀です。人生という大枠の中で、無くしたものが本当に取り戻せないのか、残っているものはないのかを考えてみてください。まだすべてを失っていない、残されたものはこんなにある、そう開き直ることができれば先が見えてきます。

心折れそうなときの行動を見つける

「心が折れる」というのは、自分自身の問題です。毎回困難に当たるたびに心を折っていては、仕事人として進歩がありません。

先に「失敗は自分を知る機会」という話がありましたが、最悪な精神状態を見極め、挫折やネガティブな感情から脱却できる方法を編み出す必要があります。

ある成功したIT起業家は、大成への道のりの途中で事業運営の挫折を味わったといいます。

絶望感に捉えられそうになるたび、「弱気にならない、諦めない」と口に出して唱えながらノートに書き連ねました。他人からは、鬼気迫る状況に見えたのではないでしょうか。

それでも、正気を保ち責務を果たし続けるためには、必要な「儀式」だったと感じています。

心折れる気分に浸っていても、誰かが救ってくれるわけではありません。メンタルに強い弱いがあるというのは、ひとつの言い訳です。何としても立ち上がるための手段を、自分が見出そうとしない限り、弱い心の持ち主のままです。

どん底の記憶が浮上へ誘う

前述の起業家は、どれほど順調な経営ができるようになっても、どん底の記憶を常に思い起こすといいます。

その時代に見えたのは、何があっても不幸にはできないスタッフや家族への想いでした。

起業を志したときには気付けなかった事業への責任が、成功した今ではしっかりと根付いています。挫折感にさいなまれているときに、ネガティブな感情に酔いしれ、自らを憐れんでいては、そこからしか見えない景色を見逃します。

挫折して傷ついた記憶は、人生においての重要なキーポイントです。自分自身が味わった苦い経験が、必ずステップアップにつながると信じられなければ、過去の道のりはすべてムダになってしまうでしょう。どん底からしか見えない景色もあると考えれば、挫折や失敗は大きな意味を持ちます。

鈍感力とはどういう意味か

ⓒpolkadot

他者と比較しない強さをもつ

少し前に「鈍感力」という言葉が話題になりました。中には意味を取り違え、「周囲に気を遣わなくても良い」「他人の意見を聞かなくても良い」というような、極端な主張をする人もいるようです。

この言葉を強く語ったのは元東レ経営研究所社長佐々木常夫氏ですが、家庭生活が困難な状況の中、事業経営に辣腕をふるった人物として知られています。 鈍感力とは、自分自身のあり方を語る言葉です。他者と自分の比較をしない、ただひたすら今できることを見つめ、実践する。

状況が苛酷であればあるほど、今日とは違う明日があると信じ切れる、そうした鈍感力が生き抜くための力になるといいます。つまり鈍感力とは、他人に対してではなく、自分に向けたものなのです。

反応しない精神力を鍛える

鈍感力に乏しい人は、常に他人からの反応や評価に対して過敏になります。「鈍感」そのものは、何事に対しても気づきがないという意味ですが、鈍感力は外部からの評価や反応をいちいち気にせずに済ませられる能力です。

自分に対して他人からの評価が思い通りではなかったとしても、それはその人間が抱いているものにしか過ぎません。

相手が自分を「○○な人」と評価しても、自分が○○になるわけではないのです。

人によってはわざと悪意をぶつけて、相手の反応を見るというタイプもいます。そうした故意の誘いに対しても、鈍感力があればスルーできます。

反応しないことで、自分を守る手段となります。 どうしても気になる場合には、相手の隠れた意図を考える習慣をつけてください。

自分を怒らせたいのか、貶めることで相手が優位に立ちたいのか。傷ついた姿に相手が満足感を得ていると思うと、反応するのが馬鹿馬鹿しくなるはずです。

あえて完全無欠を狙わない

完全であろうとすると、それが叶わないときに落ち込みます。不安を感じやすい人は、実は向上心が強い人という説もあります。

あるべき姿でないから、不安になり、現実の自分に嫌気が差します。メンタルが強いといわれる人は向上心がないわけではなく、理想とのギャップを埋める手段を手探りしながら前に進めるのです。

同じ障害に当たっても受け止め方の違いにより、建設的な処理ができるかできないかが変わります。 完全無欠の人間はいません。

欠落があるからこそ、目標や夢が持てます。何でも思い通りにいくわけがないのを頭では理解していても、ギャップばかりが目についていると、苦しみ続けます。

コンプレックスこそ最大の推進力だと気付けば、弱さを内包しながらも前を向くことができます。手が届いていないものがあるのなら、それを幸いと考えるべきです。目標がなければ、前に進む意味がありません。

まとめ

「メンタルの強い性格」というのは、逆境に対処する意欲がある人です。

誰もが苦しみや辛さを抱えながらも、次のステップを見つけようともがいているはずです。

外側からは単に「強い人」に見えるかもしれませんが、実は、中身はそれほど変わりません。ただ次の行動への時間が短いだけです。

それが理解できれば、失敗や挫折に縮こまる時間を少しずつ短縮していけるでしょう。立ち直りの時間は人それぞれで当然です。心が折れやすいのならば、自分で救う方法を見つけ出す。自分の心への手当は、自身で調達しなければなりません。

ライター紹介 ライター一覧

mar

mar

50代女性。
パソコン講師、web企画・制作、クラッシックアーティスト事務所サブマネージャー、経済データベース講師、求職者支援訓練講師など多彩な業務に従事。
介護のため退職し現在は在宅ライター・心理学系セミナー講師をしながら、インコとイヌをお供に暮らしています。ビジネス系・転職系の記事が得意です。

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