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過払い請求しても戻ってこないのはどんな時?弁護士と司法書士はどちらが頼れる?

 2016/12/27 お金を借りる
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過払い請求するとお金が戻ってくることは知っている方も多いでしょう。
しかし自分が過払いの対象になっているのか、過払い請求するとどれくらいの額が戻ってくるのか、具体的な手続きはどうなっているのかなど、わかりにくいと感じる点もあります。

この記事では、

①過払い請求とは
②過払い請求のメリット
③過払い請求のデメリット
④専門家に任せる際の見極め

をわかりやすく紹介しています。

・2010年までに消費者金融でローンやキャッシングを利用した方
・2010円までにクレジットカードでキャッシングをした方
・すでに6年以上返済を続けている方
・完済済みだが6年以上返済した方

が過払いについてよく分かるようになっています。

 

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過払い請求とは

よく聞くようになった過払い金とはどういうものでしょう?
過払い金とは名前通りに払い過ぎたお金です。

過払い金は、消費者金融やカード会社など貸金業者に多く払った利息分を意味します
多く払った分を取り戻すべく、消費者金融などに請求を行うのが過払い請求です。

なぜ「払い過ぎ」という状態になってしまうのでしょう。
お金を貸す利息は利息制限法で決められています。

しかし、ここがポイントになるのですが、利息を決める法律は利息制限法だけでなく、出資法もあります。
貸金業法が改正されるまでは、出資法の上限金利は29.2%という高金利だったのです。

この出資法での上限金利と、利息制限法の上限金利との間をグレーゾーン金利と呼んでいます。

貸金業者がこのグレーゾーン金利で利息を取り過ぎていた場合は、お金を借りていた側が返金手続きをすることで取り戻すことが認められるようになりました。
この手続きを過払い金請求と呼びます。

 

過払い請求のメリット

過払い請求のメリットは一つだけではありません。

・お金が戻ってくる
・現在返済中の方も完済してしまえる可能性がでてくる
・完済後の方もさかのぼって過払い請求できるケースもあり

などが挙げられます。

過払い金が発生しているのかどうか、またいくらなのかは引き直し計算と呼ばれるもので行います。
具体的な数値の例を見てみましょう。

100万円を借りて金利29%なら、実は元本が一切減っていない状態です。
ずっと利息だけを払っているわけですね。

一方の15%では、完済の時期はやってきます。
この違いが過払い金になっています。

これは違いがわかりやすくなるために年ごとの計算になっています。
ですが、実際には日割りで利息計算を行うことになります。

過払い金は自分で計算できるソフトなどもありますが、
参考サイト:外山式
参考サイト:名古屋式
入力ミスなどがあると、正しい金額を知ることができません。

引き直し計算のみ有料で行ってくれる弁護士や司法書士事務所があります。
正確な数値を知ってから過払い請求を行うかどうかを決定したい時などに利用してもよいですね。

 

過払い請求のデメリット

過払い請求を行うことで起こる可能性があるデメリットには以下のものがあげられます。

過払い金請求には時効があるため、過ぎていたら返金不可

過払い金請求はいつでもできるわけでなく時効があります
時効を過ぎてしまっていると、請求してもお金は戻ってきません。

通常は最後に取引をした日から10年間がリミットです。
つまり、2000年10月31日に最後の取引(返済を完了)した場合、過払い金を請求できるのは2010年10月31日までです。

この期間内であれば、過払い請求が可能です。
ただし、同じ業者から完済後再度借りることもありますね。

そうなると最初に完済した時か、再度利用した時の完済時なのか時効のタイミングが変わってきてしまいます。
再利用までの期間があまり空いていないなら、継続した利用とみなされ再利用時に完済した時から10年と計算されるのが原則です。

とはいっても、裁判などでもこの判例にはバラつきがでているのが現状です。
期間もどれほどなら継続した利用なのか、はっきりと数値で出ているわけではありません。

時効に関しても専門家に相談したほうが良いケースも多いでしょう。

 

過払い金の請求手続きを依頼する専門家が悪徳な場合

過払い金請求は自分で行うこともできます。
しかし専門家に依頼すると、お任せできる安心感があります。

仕事をしながら過払い金請求の手続きを行うのは簡単ではありません。
また依頼した段階で督促などもストップするため、現時点で返済に行き詰まっている方などにはおすすめの方法です。

過払い金請求を行なえるのは、弁護士と司法書士になります。

しかしここで注意しておかないといけないのは、中には悪徳な弁護士や司法書士がいることでしょう。
任せてしまっていることで、依頼者は過払い金額などを分からないままということもあるのです。

着服されてしまっていても、気づかないケースも起こり得ます。
他には複数借入がある場合、過払い金が発生していない借入先への返済を放置してしまい、借金が膨れ上がってしまうこともあります。

悪徳ではない弁護士や司法書士を探すには、取引記録や引き直し計算書を資料としてきちんと渡してくれる専門家を選びましょう。
依頼前に疑問があれば、依頼しなければよいのです。

しかしすでに依頼してしまった場合は、日本弁護士連合会、日本司法書士会連合会などの相談センターに問い合わせましょう。

 

過払い金請求をしたらブラックリストに載ってしまうケース

金融事故を起こした場合に「ブラックになる」「ブラックリストに載る」といった表現があります。
実際にはブラックリストなるものは存在しませんが、信用情報機関には金融事故の記録は残されます。

さて、過払い金請求をした場合に、その記録が信用情報機関に残るのかが気になりますね。
以前は、「契約見直し」というコードで過払い請求を行ったことがすぐにわかりました。

今は、契約見直しの登録は廃止されています。
またすでに登録されていた場合も、削除されています。

しかし信用情報機関に記録が残ってしまう例外もあります。

*完済ではない状態で引き直し計算をした際に、残債務が残ってしまう。
これは債務整理とみなされ、記録が残ることがあります。
債務が減少していても債務整理となるわけです。
貸金業者によって対応が違うこともあるため、注意が必要です。

*一時的に債務整理の記録が残る
引き直し計算をした結果が過払いの状態であっても、一時的に債務整理として登録されることがあります。
要は貸金業者が過払い請求を受けた段階で、債務整理として登録するわけです。

その後過払い金について合意があると、この記録は完済に変えられます。
一時的とはいえ、その間にクレジットカードの更新などがあれば、不可にならないとも限りません。

過払い請求は法律で認められていますが、業者側にしてみれば最初の契約を反故にしたといいたい状態でしょう。
そのため、過払い金請求をした業者では二度と借りることはできません。

クレジットカードやローンなどを再度利用する計画がある場合は、注意しておきましょう。

 

専門家に任せる際の見極め

過払い金請求を行える専門家は、弁護士と司法書士です。
「どちらに依頼しても一緒?」「費用などの違いは?」などが気にかかりますね。

自分にとって有利な解決を目指すためにも、専門家の違いを把握して依頼先を決定しましょう。
最大の違いは、返還を求める金額(複数社の場合は合計)が140万円を超えるなら、司法書士には依頼できないという点です。

過払い金請求の訴訟を起こす裁判所は、地方裁判所または簡易裁判所になります。
過払い金の総額が140万円以下なら簡易裁判所、140万円を超えるなら地方裁判所という決まりがあるのです。

そのため、過払い金額がいくらぐらいなのかによって、依頼先を決定しましょう。

費用の相場として、
司法書士なら
相談料(1時間0~10,000円)
着手金(1社につき0~40,000円)
成功報酬(20%前後)
となっています。

弁護士では
相談料(1時間0~10,000円)
着手金(1社につき0~40,000円)
解決報酬(1社あたり20,000円以下)
減額報酬(減額分の10%以下)
過払い金報酬―訴訟なし回収分の20%以下
      ―訴訟あり回収分の25%以下
(解決報酬・減額報酬・過払い金報酬は日弁連のルールによる。実際には司法書士と変わらない回収額の20%程度の成功報酬を設定している弁護士も多い。)

 

まとめ

過払い金請求は、法律で認められているものの、難しさを感じるものです。
返還される額や情報機関への記録など請求を始める前にも気になる点も多いですね。

しかし、現時点で返済に困難を感じている場合は、すぐにでも行動するべきでしょう。
専門家の無料相談会(法テラス、自治体など)を活用するのもおすすめです。

・過払い金請求のメリット
・過払い金請求で予測されるデメリット

を知ってから自分で請求するのかあるいは専門家に依頼するのか決めましょう。
専門家も過払い請求や債務整理などを得意とするところに依頼するのがベストです。

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ライター紹介 ライター一覧

コルコル

コルコル

WEBライター歴4年。
関西のファッションデザイン学校を卒業後、同校の教員を数年勤める。
後に、有名画廊へと勤務。

チュニジア在住(パートナーがチュニジア人)。
3人の子供と家族を支える「働くお母さん」。

愛読書は『ガラスの仮面』と『エースをねらえ!』。
昭和の語り部でありながら、現代の事情にも詳しくなろうと日々奮闘している。

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