お金を借りる男性の心理を徹底分析
「お金を貸してほしいんだけど・・・」
そんなことを告白された女性は少なくないと思います。
「彼氏にお金を貸すことも愛情表現の一つ」
そのように思われている方も多いでしょう。
「お金を貸すくらいなら別れる」
そのような考え方の方もおられることでしょう。
どのように決断されるかは、彼女次第ではありますが、「金の切れ目は縁の切れ目」なんて言葉もありますから、ここではその状況について冷静に分析をしていきたいと思います。
目次
彼女からお金を借りる男の心理状態は
お金を貸すにしても貸さないにしても、彼女からお金を借りるという男の心理については抑えておくべきだと思います。
そもそも知人からお金を借りる行為というのは、場合によっては信頼をなくしてしまうことになってしまう可能性があります。
どうしてもお金に困っていて、貸さざるを得ない状況であった場合には、「いつでもいいから返してね」などと、口約束で貸してしまう可能性が多いにあります。「いつでもいいんだ」と相手の言葉をうのみにして、返済が遅くなってしまうと「いつまでも返してくれない」とトラブルになってしまいます。
知人という立場を悪用して「返済が多少遅れても怒られない」「問題にならない」という甘い考えを起こしがちなのです。
ましてや恋人同士ということであれば、恋愛感情もありますから、惚れた弱みに付け込まれて、ついつい貸してしまうことになって後悔する人も多くおられます。
彼女からならお金を借りやすい
普通の感情であれば、お金に困っているとしても好きな彼女であればお金を借りにくいのが普通です。冒頭にもお伝えしましたが、お金を借りることで信頼をなくしてしまい、別れることになるかもしれないからです。
もちろんどのような理由においても彼女からお金を借りることが悪いとはいいません。しかし通常ならばなかなかいいにくいものがいえるのは、「彼女からならお金が借りやすい」と思っているからでしょう。
キャッシングやカードローンなど、お金を借りる方法はいくらでもありますが、彼女にお金を借りることができれば、利息は必要になりません。10万円借りれば10万円の返済だけで済みます。
また消費者金融などでは借りられない場合でも、彼女からなら信用で借りることができます。そもそも、信用できるかどうかはなんともいえませんが・・・。
彼女なら少々返済が遅れても平気
彼女からお金を借りるということは、いわば母親に甘えているような、そのような感覚であるのは間違いありません。
恐らく、お金を借りるだけではなく、日々の生活を見てもお金にだらしないところがあるのではないでしょうか。
お金にだらしないという男性は、人生において独り立ちできていない状態であるといえます。何かあっても親や彼女を当てにして、「何とかしてくれるだろう」といつもどこかで思っているのです。どれだけ甘えても受け止めてくれる、という安心感からお金を借りる行為ができるのです。
そのような感情から、彼女からお金を借りた場合には、しっかりと返済しなければならないという気持ちも薄いといえます。なぜなら「彼女だったら遅れても許してくれるだろう」と思っているからなのです。
彼女よりもお金が大事
これらの感情を冷静に考えてみれば、彼女よりもお金が大事であることが容易に分かります。しかしこのような男性であれば、甘え上手の人も多くいますので、惚れた弱みで男性を許してしまうことがあります。
貸した女性の立場では、
「彼は私が支えている」
「彼の自立のため」
などと理解しようとしていますが、男性の立場からすると全然違います。
「助かった」
「次も彼女から借りよう」
と考えている男性も少なくありません。
もちろん彼女のことは好きなのだと思います。しかし「お金を貸してくれる」彼女のことが好きなのだといえます。
このような男性は、自分自身でまったくお金の管理ができませんから、誰でもいいからお金を貸してくれる身近な人がいてほしいのです。都合がいいといわざるを得ません。
男にお金を貸すリスク、貸さないリスクとは
もしも彼氏にお金を貸すとしても、貸さないとしても、これからの2人の生活では、今までと同じように過ごすことは難しくなってきます。
場合によっては、彼女は男の財布状態となってしまう可能性があるからです。
特にお金に困っている状態というのは、何も周りが見えないことが少なくありません。そのような状態で、彼女のことを愛し、大事にしていくことができるかどうかは、疑問が湧くでしょう。
ここでは、お金を貸すリスク、貸さないリスクに着目して、みなさんの判断の材料にして頂きたいと思います。
今までの人間関係ではなくなる
1人の彼女と彼氏という恋愛対象の立場であれば、基本的にはどちらが有利か不利かというものはありません。もちろんどちらが先に惚れたというものはあるかもしれませんが、公平な立場であるのは間違いありません。
しかしここにお金を貸すという行為が入ってしまうと、「貸している人」「借りている人」とに分かれてしまいます。要するに「債権者」「債務者」がここで成立することになります。
「付き合っているもの同士で、それはないんじゃないか」といわれるかもしれません。しかし心理的には、貸している方からすれば常に「お金を貸している」という感情が付きまとってきます。
借りている人からすれば、貸している人ほど大きな感情の変化はないのかもしれません。むしろ「彼女のものは俺のもの」と考えているのかもしれません。これは別に悪意があるわけではなく、逆に「自分のものも彼女のもの」と考えている裏返しであるともいえるのです。そういう意味において、「同等の立場」と考えているかもしれません。
このような感情の違いが、最悪の場合起きてしまうかもしれません。
仮に貸さないと選択した場合でも、男性からすれば「彼女のものは俺のもの」「自分のものも彼女のもの」なのになぜ貸してくれないの、となってしまいます。
「そうか、俺への愛情はそんなものなんだな」と、ぎくしゃくしてしまう可能性が強いです。
男にお金を貸すと「後悔」が残る
男性にお金を貸したとしても貸さなかったとしても、関係がぎくしゃくするのはどちらも同じです。お金を貸さない状態でぎくしゃくしてしまうくらいなら、お金を貸してあげたいと考えている女性も多くおられると思います。
貸した直後には、とても感謝され、貸した側としても嬉しくなるかもしれません。しかしいずれこの感謝は、お金を持っている彼女に対してのもので、彼女自身に対するものではないということに気付く時がきます。
貸したあとは、強い後悔が残ります。男はあなたのことが好きではなく、彼女のお金が好きだということに気が付くからです。そのような状態で、普通にこの男性と過ごせるかというと無理だと思います。
元の付き合っている状態に戻りたいと思い、返済を迫ってみるようなものなら、逆切れしまうでしょう。
そこで争いを避け放置していると、男性はどんどん彼女に対して付け上がった態度を取るようになります。彼女の気持ちに甘えきってしまうのです。もう彼女のすべては自分のものだといわんばかりの態度になってしまいます。
お金を借りようとしてくる男とはどうあるべき?
基本的には断る方向で
お金を貸したとしても、恋愛の対象としていつまでも付き合っていたいという女性もおられると思います。男性の立場はそもそも別れるつもりはまったくなく、彼女のような女性が現れてくれたことに感謝するでしょう。
しかしそれでもお金を貸してはいけません。
もちろんどうしようもない理由で、やむを得ず彼女に相談したということもあるかもしれません。事業に失敗したり、大病を患ったり、誰かに騙されるような場合もあるかもしれません。
そのような状況であったとしても、基本的には相談を断るようにすべきです。結婚しているのならまだしも、彼女に対して自分のツケを支払わせるようなことは男らしい行動であるとはいえないからです。
もしもそれでもお金を貸そうとしているのならば、少額だけにするようにしましょう。10万円単位の大きいお金を渡すべきではありません。また、どの程度のお金を借りたいのか分かりませんが、男が欲しがっている金額全額を渡してはなりません。
残りの足りない分に関しては、自分の度量で何とかしてほしいものです。
また貸す際には、きちんと借用書を取っておくようにしましょう。それにいつ返すということも記載してもらうにしてください。「返して」とはなかなかいいにくいと思います。しかし、借用書に金額と返済日が書かれていれば、「自分が書いたんでしょ」といいやすくなると思います。
場合によっては別れることも
お金の貸し借りは嫌な感情を生むものです。貸したとしても良い感情は残りませんし、貸さなかったとしても良い感情は生まれません。述べてきたとおり、今までの関係ではなくなってしまうからです。
恋愛感情がある中で、きっぱりと別れを決意することは容易ではありませんが、それも覚悟して別れることも視野に入れておくべきです。
お金のトラブルというものはつきものです。今回だけにとどまらずに、また同じようことが起きてしまうでしょう。
このような人を頼りにして生きていくことはできますか?
彼女からお金を借りる人は、基本的に彼女のことを大切に思っておらず、少々見下しているところがあります。大事なのは自分であって、彼女のことではありません。頼まれたら断れない彼女の性格を知って、悪用しているだけのことなのです。
断れないということであれば、連絡を取らずに去ってしまうことも一つです。あるいは、少額だけ手渡して納得してもらい、男から去ってしまうことも良いのではないでしょうか。
状況によっては公的な相談場所に
本当に男性が生活を立て直すために借金を考えているのであれば、彼女にお金を借りるのではなく、公的な場所に相談しにいくべきです。
例えば失業、病気などによって生活資金に困っているとしたら、国が行っている制度を活用すれば、お金を借りることができ、生活を立て直せる可能性があります。
市町村の役場においては、このようなお金に困って生活が不自由な人に対して、公的な資金の貸し付けを行っています。
住んでいる市町村において受付をしている制度には次のものがあります。
「総合支援資金貸付制度」
「生活支援資金貸付制度」
いずれも市町村社会福祉協議会という機関で受付している制度です。社会福祉協議会は、市町村役場の近隣に設置されていますから、すぐに見つけることができると思います。
失業している人でしたら就業の意志が必要になるなど条件はありますが、それほど厳しい審査ではありません。連帯保証人を立てる場合では、無利子で借りることができますし、連帯保証人がなくても1.5%とかなりの低金利で借りることができます。
単身者であれば月額15万円までで、最長1年間借りられます。生活再建に必要であれば一時的に60万円まで、緊急にお金が必要であれば一時的に10万円借りることができます。
カードローンやキャッシングを勧めてみる
あえてカードローンやキャッシングを勧めてみることも必要だといえます。それは、甘えきった心を鍛えるためには、自分自身で借金をしてみて、返済するためにきちんと働くことも必要だといえるからです。
お金を借りるということがどういうことか、また返済の大変さを学ぶことができます。
彼女に、男性をこれからも支え続けたいという気持ちがあるのならば、むしろ自分自身がお金を貸すのではなく、正規の消費者金融などでお金を借りて、返済することを応援するのがいいでしょう。
頑張って働く姿をみれば、彼女も男性のことを見直すようになるかもしれません。頑張って働けるように支えてあげたいと心から思うようになるはずです。
まとめ
お金を借りる男性の心理についてお伝えしてきました。
基本的に甘えた感情からの行動ですので、貸すにしても貸さないにしても今後付け上がらないようにすることが大事です。
しかし逆をいえば、これを機に生まれ変われる可能性もありますから、彼女は惚れた弱みに付け込まれないように、毅然とした対応が必要です。
後悔しないためには、彼女自身の行動がとても大事になってくるのです。