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【通勤中のけがも補償!】知らなきゃ損する労災保険の療養給付

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仕事中に起こってしまった事故が原因でケガしてしまったとき、仕事が原因で病気になってしまったとき、通勤中にケガしてしまったときなど、労災保険で補償してもらえることはたくさんあります。正規雇用の方だけでなく、非正規雇用で社会保険に加入していない方でも補償してもらえます。

どんな手続きをする必要があるかご存知でしたか?ケガや病気になってから補償してもらえるまでのステップを詳しくご説明します。どこに何を提出したらいいのかがこの記事を読めば分かります!

労災保険はどういう仕組みなの?

ⓒbeeboys

仕事に関するケガや病気をしたときの補償

労災保険の仕組みについて、詳しく調べてみましょう。労災保険は労働者災害補償保険の略です。仕事中や通勤中にケガをしたり病気になったりした方へ必要な助けを与えて、本人やその家族が早く元の生活に戻れるようにするための制度です。

建設現場で足場から落ちてしまったり、工場の機械で指のケガをしてしまったり、重いものを運ぶ仕事で腰痛になったり、働きすぎて心身の病気になってしまったり、通勤中に交通事故にあってしまったというときに、仕事が原因だと認められれば、治療や通院の費用を全額補償してもらうことができるのです。

労災保険は、厚生労働省の機関である労働基準監督署(労基署)が管轄する制度です。労基署は各都道府県にあり、労働者の労働条件が正しく確保されているかどうかを監督します。労災保険の給付のための事務もこの労基署で行われます。

社会保険に入っているかどうかは関係ない?

労災保険で補償してもらうために、労働者が労災保険に加入しないといけないわけではありません。労災保険は、会社(事業者)が加入します。1人でも労働者を雇っている会社は、労災保険に加入しなければなりません。そのようなわけで、すべての労働者は仕事中や通勤中にケガをしたり、病気になってしまうことがあっても、労災保険で補償されます。

これは、正規雇用の方だけでなく、パートタイムで仕事している方やアルバイトとして働いている方にも適用されます。社会保険に加入しているかどうかは関係ありません。労災保険は、健康保険や雇用保険とは別の制度で、すべての働き手が助けを得られるように定められたものだからです。

労災保険の種類

労災保険には次のような種類があります。

  • 療養補償給付、療養給付:病院で無料で治療を受けることができるか、支払ったあとにその費用を請求し給付を受けることができる制度
  • 休業補償給付、休業給付:ケガや病気のために仕事に行けず、お給料をもらえなくなるときに受けることができる給付
  • 障害補償給付、障害給付:仕事中や通勤中のケガや病気で障害が残ってしまったときに受ける給付
  • 遺族補償給付、遺族給付:仕事中や通勤中のケガで亡くなってしまった場合に受ける給付

※名称に「補償」がついているのが、仕事中のケガや病気のケースです。「補償」がついていないのは、通勤中のケガや病気のケースです。手続き方法に少し違いがあることがあります。

補償してもらうまでの手続き

ⓒtakasu

労災保険の指定病院に行く場合

労災保険で補償してもらうまでの手続きについて調べてみましょう。では、補償してもらうまでの手続きを見ていきましょう。ここでは療養給付について説明します。労災保険の観点から病院は2つの種類があります。1つ目は、労災保険の指定病院です。労災保険の指定病院なら、治療費を支払う必要がありません。厚生労働省のホームページでどの病院が労災保険の指定病院なのかを調べることができます。申請のステップは次の通りです。

  1. まず、ケガをしたことや病気になったことを会社に伝えます
  2. 会社から、請求書に証明を書いてもらいます
  3. 病院に行き、請求書を提出します
  4. 診察と治療を受けます

この場合の請求書は、仕事中のケガや病気なら、「様式5」を使用して申請します。通勤中のけがや病気なら、「様式16の3」を使用します。労災保険の指定病院から他の労災保険の指定病院に変わる場合にも、申請書が必要です。仕事中のケガや病気の場合は、「様式6」を使用して申請します。通勤中のケガや病気の場合は、「様式16の4」を使用します。

労災保険の指定病院以外に行く場合

2つ目は、労災保険の指定病院以外に行くケースです。この場合は、一旦病院でかかる費用の全額を自己負担する必要がありますが、全額の払い戻しを受けることができます。申請のステップは次の通りです。

  1. まず、ケガをしたことや病気になったことを会社に伝えます
  2. 会社から、請求書に証明を書いてもらいます
  3. 病院に行き、診察と治療を受けます
  4. 病院で請求書に証明を書いてもらいます
  5. 本人か会社が、労働基準監督署に請求書を提出します
  6. 払い戻しを受けます

この場合の請求書は、仕事中のケガや病気なら、「様式7」を使用します。通勤中のケガや病気なら、「様式16の5」を使用します。

給付請求書に記載する内容

会社が協力的でない場合でも、個人で請求書を作成し提出すれば給付を受けることができます。

給付の請求書は、厚生労働省のホームページからダウンロードできますので、それぞれのケースに従ってふさわしい様式の用紙をダウンロードして印刷してください。

必要事項を記入します。「労働保険番号」は、会社に確認してください。「災害の原因及び発生状況」は、災害が起こった場所、状況、原因などの説明を記載します。病院に行くまでに何をしたかも説明するとよいでしょう。事業主の欄は、会社側に記載してもらうことになります。請求人の欄には本人の情報を記載し、押印します。会社から証明のための記載をしてもらえないケースでも、本人もしくは家族の申請が可能です。

労災保険の補償について知っておくべきこと

ⓒaijiro

どんな費用が補償されるの?

労災保険について、細かく知っておいた方がよいポイントをまとめました。労災保険の指定病院でもそれ以外でも、給付の範囲は同じです。治療や入院にかかったすべての費用が補償されます。診察の費用、薬代、入院費などが含まれます。通院費も含めてもらえる場合もあります。タクシーを利用した場合でもその必要性が認められるなら、給付の対象になります。

ケガや病気が治るまで補償を受けることができ、途中で会社を辞めることになってしまったとしても、補償は続きます。 通勤中のケガや病気の場合に、一部自己負担になることがありますが、最大200円程度です。

補償してもらえないケースもある?

労災保険で補償されるには条件があります。まず、仕事中や通勤中であることを証明できなければなりません。 通勤中であっても、自宅から会社までの一般的な通勤方法の範疇を外れている場合は、補償されないこともありえます。

たとえば、友人宅や仕事以外の理由で宿泊したホテルなどの自宅以外の場所から通勤した場合も、労災保険としては通勤とは認められません。仕事中であっても、私用で出かけている間にケガや病気になってしまったなら、補償の適用範囲外になります。

また、本人に相当重大な過失がある場合も認められないケースがあります。わざとケガして保険金を得ようとする場合や、酔っぱらって仕事をしていてケガをしてしまった場合などです。高度医療を受ける場合も、労災保険では補償外となってしまいます。

請負業や経営者は対象外

請負契約で働いている方は、残念ながら労災保険の対象とはなりません。請負契約では、その会社の労働者というわけではないからです。しかし、契約内容が請負であっても、実際の労働形態が労働者と同じであるような場合は、状況に沿った判断がなされる場合もあります。

また、経営者も労働者ではありませんので、労災保険の対象外です。規模が小さい会社の場合は、労災保険の特別加入という制度で補償の対象に加わることもできます。

まとめ

仕事に関係したケガや病気にならないのが一番ですが、もしそうなってしまっても、労災保険の補償について詳しく知っていれば心強く感じるのではないでしょうか。仕事中だけでなく、通勤中のケガや病気も補償の対象に入ります。適用が認められたなら、治療に関するほとんどすべての費用が補償されます。

万が一、会社が労災を認めたがらない場合でも、自信を持って申請をしてください。労働者のために定められた制度ですから、もしものときには上手に活用しましょう。

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南米ペルー在住のフリーライターです。元はシステムエンジニアをしていました。南米に移住して2年ほどになります。海外に住むようになってはじめて為替の変動を意識するようになり、FXをはじめました。勉強しながらボチボチトレードしています。

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