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大使館でお金を借りることができる?海外で緊急事態に陥ったら

お金を借りる
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大使館や総領事館などの在外公館は、外国にある日本の政府の出張機関として、さまざまな働きをしています。旅行者が海外でトラブルに巻き込まれてしまったりしたときにも助けになってくれます。ただ、外国の領土に存在しているため、すべて日本と同じような援助ができるわけではなく、その国の法律や習慣に従う必要があります。

大使館などはどんな援助をしてくれるのでしょうか。お金を借りることもできるのでしょうか。この記事で詳しく解説します。

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大使館の果たす役割とは?

©Eckhard Henkel

大使館とは?

大使館とは、各国が設置する国外に存在する機関です。日本で言う外務省にあたる政府の機関が、外国の領土内で日本を代表して、その国で外交活動する拠点です。また、ビザの発給、パスポートの発行や更新、その国に住んでいたり旅行などで訪れたりする日本の国民を保護したり必要な援助を与えたりします。さらに、広報や文化交流活動、または、情報収集活動などを行ないます。

日本の「在外公館」には、大使館、公使館、総領事館、領事館、総領事館分館、領事館分館などの種類があります。大使館は、その中で最も多岐にわたる権限を持つ機関で、たいていは、派遣されたその国の首都に存在し、ひとりの特命全権大使が駐在しています。

日本の大使館はどの国にあるの?

日本国の大使館は、外務省によれば2016年9月の時点で、世界の195ヵ国に設置されています。

ただし、大使館がその派遣された国の領土内ではなく、近隣の国に設置されているケースもあるようで、すべての国に日本から公式に派遣された大使の方が存在するわけではありません。

国際的な歴史の関係で、台湾などのとても身近な国に大使館がないなど、いくつかの例外がありますが、日本人であればほとんどどんな国に出かけたとしても、大使館などの在外公館の働きによって、安全がある程度保証されているといえます。

旅行者と大使館の関係

では、旅行者にとって大使館はどんな働きがあるのでしょうか。あまり考えたくないことですが、海外で事故や盗難などの大きなトラブルに遭うと、自分たちではどうすることもできないこともあります。パスポートを失ってしまったりしたら、もう飛行機にも乗せてもらえなくなります。手元のお金がなくなってしまったとしたら、タクシーなどで現地の警察に行くことも電話をすることもできなくなってしまいます。

そんなときに、現地にある日本大使館は、わたしたちを助けてくれるためにさまざまな働きをしてくれます。では、この記事では、大使館などの在外公館がトラブルに遭遇してしまった日本人旅行者に対してどのような援助をしてくれるのか、また、大使館であったとしてもどんな援助は期待できないのかを詳しく解説していきます。

トラブルに巻き込まれたときに大使館がしてくれること

©Y’s harmony

パスポートを再発行してくれる

盗難や紛失などで、パスポートをなくしてしまった場合には、大使館などの在外公館に助けを求めることができます。次のようなステップでパスポートが再発行されます。

  • 警察に行く

現地の警察署に行って、パスポートを紛失したことの証明書を作成してもらいます。最初のステップから勇気が必要になりますが、何とか頑張って警察署を見つけて、紛失の証明書を作ってもらってください。

  • 大使館に行く

現地の国にある日本大使館に行って、パスポートの紛失届出を作成してもらいます。大使館で、「紛失一般旅券等届出書」を提出します。この用紙は大使館に置いてあります。大使館に行くのは本人でなければなりません。代理人では手続きができないのです。 パスポートを紛失してしまったのが、その国の首都から離れたところにあるなら大使館まで出向くのはとても大変ですが、このステップをしないと紛失したパスポートが失効にならないですから、急いで手続きを行うほうがよいでしょう。

  • パスポートを受け取る

大使館で、新規にパスポートを発行してもらいます。パスポートの発行には戸籍謄本か戸籍抄本が必要になります。旅行中にこんな書類は普通持っていないことでしょう。そのため日本にいる家族に送ってもらうように頼むことになります。または、「帰国のための渡航書」というパスポートにかわる書類を作成してもらうこともあります。この書類なら、戸籍謄本か戸籍抄本の必要はありません。

医療機関の情報や弁護士や通訳の情報を提供してくれる

旅行先でケガをしてしまったり、急に具合が悪くなって緊急的に入院してしまうこともありえるかもしれません。どこの病院に行けばよいのでしょうか?その旅行先の国の言語を詳しく理解できない場合などは本当に心配になってしまうのではないでしょうか。

そういったときに、大使館などの在外公館は助けになってくれます。適切な医療機関の情報を把握しており、ふさわしい治療を受けることができるように情報を提供してくれます。

また、なんらかのトラブルに巻き込まれて弁護士を必要とするということもありえるかもしれません。ある程度その国で通じる言語を話せたとしても、法的なテーマやなにかの専門的なテーマについては、通訳を依頼したほうがよいということもあるでしょう。そういったときに、大使館は弁護士や通訳の情報を提供してくれて、必要な手続きができるように助けてくれます。

日本の家族にどのように必要なお金を送金することができるかを助言してくれる

また、盗難などの被害にあってしまい、お金がほとんどなくなってしまったということも生じえるかもしれません。宿泊先のホテルなどが、親切で信頼できるという場合は、助けになってもらうようにお願いすることができるかもしれません。

滞在費を後払いにして貰えるように交渉したり、家族からの送金を受け取ってもらうようにも頼めることもあるかもしれません。

しかし、だれでも信頼してよいわけではありません。特に、外国を旅行中という状況の中では、日本人はとんでもないくらい裕福だと信じている人たちもおられますから、特別な注意が必要でしょう。

そんなときに大使館などの在外公館が近くにあるなら、助けをお願いすることができるでしょう。日本の家族と連絡を取ってもらって、どのように必要な費用を送ってもらうことができるかについて、助言してもらうことができます。

大使館でもできないこと

©chuugo

医療費の値段交渉はできない

しかし、大使館などの在外公館にはできないこともあるということを認識しておくべきでしょう。

海外の医療機関では日本の医療制度と異なるため、医療費の請求が比べ物にならないくらい高額になってしまうことが多々あるようです。こういった事態に備えて、旅行損害保険に入っておくことを前もって検討しておくべきです。しかし、実際に医療が必要となってしまった場合には、費用について医療機関側と交渉することができるようです。

交渉するということは、専門的な知識が必要ですから、本人にはどうすることもできないという事態になってしまいがちです。そのようなときに、大使館などの在外公館では、実際に交渉に出向いて旅行者を援助するというサービスは行われません。病院を紹介してくれたり通訳を手配したりするということは可能ですが、実際の交渉には関わってもらえないので、覚えておきましょう。

通訳や翻訳はできない

大使館などの在外公館の職員たちは、その国にある程度住んでいて、言語も流ちょうに話せる方も多くおられるでしょう。では、トラブルに巻き込まれた際などに、彼らに通訳してもらったりすることはできるのでしょうか?また、現地の言語で書かれた書類を理解するために、彼らの言語能力をお借りすることができるのでしょうか?

答えから言うと、大使館の職員に通訳や翻訳を依頼することはできません。通訳者や翻訳者を紹介してくれることはできますが、彼ら自身がその業務を務めるということはできないのです。

ただ、病院を紹介してもらったりといったときに、読めない地図の解説をしてくれるということはありえると思います。また、日本のカルチャーの紹介といったことも彼らの業務なので、日本にまつわる現地のイベントなどに関しては、詳しく説明してもらえるはずです。

トラブル解決費用の立て替えはできない

急な入院が必要になってしまい、お金がないので困ってしまうということが起きてしまったらどうしますか?大使館に行ってお金を貸してもらうことはできるのでしょうか?

旅行の経験を紹介する個人ブログなどを検索して見てみると、大使館でお金を借りることができたという出来事が記録されていることがあります。では、大使館で本当に必要なお金を借りることができるのでしょうか?

外務省のホームページによる公式の見解としては、お金を貸すことはないとのことです。しかし、海外で困っている日本人を助けるために働いている彼らの寛大な親切によって、お金を貸してくれるということは実際にあるのかもしれません。

帰国後に、きちんとお借りしたお金を返さなければ、次回のパスポートの発給がされないということがあるようです。親切にされたなら、急いでお金をお返しして感謝していることを示したいものですね。

まとめ

海外に旅行に出ると、日本国内では考えられないようなトラブルに巻き込まれてしまうことも多くあります。旅行の計画を立てる際には、トラブルの対策方法もきちんと検討しておくことが大切ですね。大使館などの在外公館も、わたしたち旅行者たちの安全のためにたくさんの業務を果たしてくれています。ときには柔軟に助けを与えてくれるということは本当に心強いですね。

基本的には大使館でお金を借りることはできませんが、旅行先の大使館がどこにあるか計画の際に前もって調べて、安心安全な海外渡航を楽しみましょう。

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南米ペルー在住のフリーライターです。元はシステムエンジニアをしていました。南米に移住して2年ほどになります。海外に住むようになってはじめて為替の変動を意識するようになり、FXをはじめました。勉強しながらボチボチトレードしています。

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