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【転職時は新卒と目的が違う】企業が重視する適性検査への対策

転職
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就職の適性検査といえば新卒向けと思われがちですが、転職する中途採用者にも実施する企業が増えてきています。昔やったから大丈夫だろうと高をくくっていると、思いがけなく採用の障害になることもあります。転職の際の適性検査は、新卒の就職時と何が違うのでしょうか。ここでは転職時の適性検査向け対策のポイントと、適性検査を再就職先選びに役立てる方法についてみていきましょう。

転職時に行われる適性検査の目的とは

©beeboys

適性検査で性格と能力をテスト

適性検査は、面接に対して筆記試験と呼ばれる場合もあります。内容的には、性格と能力(学力)の診断テストのようなものと考えれば良いでしょう。多くは性格と能力を総合的に判断できるタイプが用いられ、マークシート方式が一般的ですが、パソコンを使ったものもあります。

面接時に抱き合わせで実施される場合がほとんどで、面接が数回にわたっているときには初回か最終面接のときに行われることが多いようです。じっくりと考えるのではなく、直感的に答えを出していきます。そのため試験時間が長時間にわたることはなく、20~30分程度の短時間で実施されます。

性格診断では面接では知ることのできない、性格やタイプを見極められます。能力診断では、基礎的な学力や知識が図られますが、難易度は高くはありません。

適性検査にも多くの種類があり、企業によって採用する検査は違います。職業的な適合調査に特化したもの、知能テスト的な要素の強いものなど、用途に合った適性検査が使用されます。

新卒者への適性検査と違って配属先への適正を見る

似たような適性検査であっても、新卒者と転職者、それぞれに実施される目的が異なります。新卒者に対しては、基本的な学力や社会人としての常識、性格や資質を広く判断します。新卒採用の場合には一度に多くの採用試験を行うため、人員をそれなりに配置し、幅広い層から各部署への配置を視野に入れた診断が行われます。

転職の場合は、中途採用の人数が限られ、配属先も明確です。求められる人物像がはっきりとしており、応募者の業務へのマッチングの度合いが判断されます。

配属先の業務内容に合わせた診断方法を採用し、資質や性格などをより細かい部分までチェックしていきます。まだ社会経験もなく就業後の変容が未知数な新卒者と比較して転職者に対しては、現時点での姿を正確に判断する重要性が大きくなります。

面接結果と総合し、表面的な人間性と食い違いがないかどうかを探るのが適性検査です。単なる性格診断などと甘く見ていると、後悔する結果になります。

転職時の適性検査の採用への影響は大きい

適性検査は採用の可否に大きく影響します。企業によっても違いはありますが、少なくとも新卒採用時よりも比重が大きいと見て間違いないでしょう。中途採用の場合、適性検査は足切りラインを決めます。似たようなスキルをもった競合者がいた場合には、間違いなく適性検査の結果の良いほうが選ばれます。

割合としては一概にいえないものの、1割程度が適正検査によって採用見送りとなるといわれています。

中途採用で特に重く見られるのが、協調性やストレスに対する耐性です。これらは面接の応答で見えづらい部分ですが、今日の業務の中では絶対に欠かせない要素です。

業務処理能力には伸びしろが期待できますが、元々の性質は変えられません。企業としては手間をかけて採用した中途採用者には、できる限り長く働いてもらわなければなりません。適性検査は、少しでもリスクのない人材を確保するためのツールとして利用されます。

適性検査を転職者に対して導入している背景には、書類審査や面接だけではつかみ切れない内面を把握する意図があります。もしもキャリアやスキルが十分で面接もうまくいったと確信しながら、不採用となった場合には、適性検査の影響があるかもしれません。

職業適性検査をリスタートに役立てる

©takasu

自分に合った仕事を探すために適性検査を利用

適性検査を自主的に実施して、自分に合う仕事探しに利用する方法もあります。

よほど特殊な考えの持ち主でない限り、幾度となく転職を繰り返す人生を選びたいと思っている人はいないでしょう。転職をするということは、前職に何らかの問題があったということになります。次の職場では、満足感を得て幸せな仕事人生を継続していきたい、そう考えるのが普通です。

そのためには適職と思える仕事に巡り合う必要がありますが、一人の人間ができることは限られています。条件や待遇のみで会社を選んでしまうと、型の合わない場所に無理やり自分を押し込んでしまう状況になりかねません。

まずは自分の適性を理解して、応募先を選択する際の方向性を定めます。人の特徴を数値化するのは難しいものですが、客観的に見るためには適性検査が役立ちます。自分でも知らなかった傾向が、明確に表れるので思い込みを拭い去ることができます

書店でも適性検査関連の書籍が数多くありますが、インターネット上でも社会人を対象とした職業適性検査が提供されています。正しく自分を知ることは、相性の良い職業選びの起点となります。

「天職」を見つけられれば「転職」は無用

まるで天から与えられたように喜びに満ちて働ける、それが天職です。そんな仕事に就けるのは、ごく限られた一部の人の話に思えます。

しかし、アップル・コンピュータの創業者であるスティーブ・ジョブズの言葉に、こんな一節があります。

“すばらしい仕事をするには、自分のやっていることを好きにならなくてはいけない。まだそれを見つけていないのなら、探すのをやめてはいけない。”

毎日の仕事に誇りを持てないようでは、世界中を探しても「天職」にはたどりつけないでしょう。「仕事なんて何をやっても同じ」とあきらめてしまったり「とりあえずは給料の高い仕事に」と考えたりしている人は、転職をくり返していく可能性があります。

必ず自分に喜びを与えてくれる仕事があると信じ、それを探すことに情熱を傾けられなければ、いくら転職をしても同じ結果となります。適正検査を積極的に活用し、自らを知ることは、自分にぴったりの仕事を探すための大きな一歩となるでしょう。

好きなこととできることは違う

好きなことを仕事にしてお金が稼げれば、それにこしたことはありません。確かに世の中には才能と運に恵まれ、好きでたまらない道を究めている人もいます。しかし、そのためにはどんな困難があっても、耐え抜くだけの気力が必要です。一般人には到底真似のできない、忍耐力に満ちた世界であることは間違いないでしょう。

職業を選択するときに「自分のやりたいこと」にこだわり過ぎると、適性とずれた道を進んでしまう場合もあります。好きなことと、得意なことは意外とズレがあるものです。

転職にあたり、次の仕事は何をおいても「自分のやりたいことをする」と決めているのであれば、それ相応の覚悟をもって臨む必要があります。

適性に従って活躍できる仕事を選ぶならば、他者からのこれまでの評価や適正検査を参考にして職業を探します。好きなことと、成果が上がることが一致しない場合についても理解しておかなければなりません。遠回りしても好きなことを仕事にするのであれば、なかなか評価が上がらなくても、最後までやり抜く気持ちを持ちましょう。

好き・嫌いではなく、評価されているものを自分の適性とするのであれば、客観的な判断に従っての転職活動を行います。

適性検査の具体的な内容

©oka

実施される割合が多い適性検査の例

適性検査には数多くの種類があり、企業独自で作成している場合もあります。一般的によく知られており、実施される割合が多い適性検査としては、次のようなものが挙げられます。

  • SPI:リクルートキャリア社
  • CAB:日本SHL社
  • GAB:日本SHL社
  • SCOA:NOMA総研
  • TAP:日本文化科学社
  • 内田クレペリン:日本精神技術研究所
  • 玉手箱:日本SHL社
  • TG-WEB:ヒューマネージ社

特に有名なSPIやSCOAは、大手企業でよく使用されます。玉手箱やTG-WEBといった選択型の適性検査は設問数が非常に多く、瞬間的な判断力が求められます。

開発元が同じ会社のCABとGABは、CABがコンピュータ系の業種に、GABが商社や証券会社などの業種で多く使用されています。

受験や回答の方式も複数あります。大きくは筆記によるマークシート、パソコン画面に回答する2つですが、応募先企業で受ける他にもテストセンターで実施されたり、インターネット回線を利用して自宅で受験したりするケースもあります。

矛盾が多くならないようていねいに回答する

能力検査は一般的な社会知識と基礎学力が主体となります。企業によっては、ある分野に特化した知識が回答に必要とされる場合もあります。いずれにしても、慌てずよく考えればそれほど難易度の高い問題ではありません。

性格検査では「はい・いいえ」で答えるY-G性格検査と、ひと桁の数字を足し算するクレペリン検査が一般的です。

Y-G性格検査では、繰り返し同じような設問が出てきます。いい加減に回答していると、各設問に対しての答えにばらつきが出て、矛盾点が多くなります。このような部分が多く見られると、精神的に不安定な人物と判断されかねません。また、真面目に受験していない姿勢が感じられると、当然採用への障害となります。

企業で行う性格検査は、業務を遂行する上で非常に重要視されます。遊びの性格テストと同様に考えてしまうと、どれほど面接で良い姿を見せようが大きなマイナス点になります。履歴書や面接でとらえられる人物像と、適性検査が一致していなければ、信頼性が低下します。

適性検査には一律の正解がありません。偽りなく素直に回答することが、適性検査を受けるもっとも重要なポイントです。

適性検査で失敗しないために事前対策で慣れておく

適性検査を軽く見て、事前対策をまったくしていないという人はかなり不利になります。よほど適性検査慣れをしているのでなければ、設問を目の前にすると戸惑いを感じてしまうでしょう。適性検査は面接に加え、採用の可否に直結する重要な判断材料です。応募書類の作成や面接と同様に、事前対策を十分に行う必要があります。

ほとんどの企業では、どの適性検査を採用しているのかを公表していません。その場合、最も幅広く活用できるSPIを対策として行うのがおすすめです。大手企業の採用率も高く、業界や業種によらない人材力評価ができます。

選択系にも慣れておきたい場合には、併せて玉手箱で練習すると良いでしょう。こちらも知名度が高く、多くの企業で使われています。

性格検査については偽らずに回答するのが基本です。しかし応募先企業の研究を行い、あらかじめ求められる人物像をインプットしておくことは、転職を行う上で決して無駄にはなりません。

まとめ

転職の際に行われる適性検査は、応募者が考える以上に企業側では重要視しています。極度に恐れる必要はありませんが、その意味をよく理解し、誠実な態度で臨む必要があります。適性検査が実施されると分かった時点で、必ず事前対策を行ってください。必要とされるすべてにおいて徹底した準備を行うことが、転職への不安を小さくしていきます。

転職にあたって面接や書類作成対策など、参考となる情報をさらに確認しておきたい方は、こちらのページも是非チェックしてみてください。

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50代女性。
パソコン講師、web企画・制作、クラッシックアーティスト事務所サブマネージャー、経済データベース講師、求職者支援訓練講師など多彩な業務に従事。
介護のため退職し現在は在宅ライター・心理学系セミナー講師をしながら、インコとイヌをお供に暮らしています。ビジネス系・転職系の記事が得意です。

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