1. TOP
  2. 消費者金融では【総量規制】に注意が必要 知っておきたい年収との関係

消費者金融では【総量規制】に注意が必要 知っておきたい年収との関係

お金を借りる
  24 Views

「どうしてももう少し上乗せして借りたい」「キャッシングしたい」と考えたとき、最終的に自分がどれだけの金額を借りられるのか、ご存知でしょうか。
審査が通ればその時点で借りられる額が決まるのではないか?というのは間違いではありませんが、それ以前に借り入れできる金額には制限があります。キャッシングやカードローンでお金を借りる場合には必ず知っておきたい「総量規制」のルールについて確認していきます。

総量規制の基本的知識を確認しよう

©beeboys

総量規制とはどんなルール?

2010年6月18日、消費者金融などの貸金業者とその借り入れについて定めている貸金業法が改正され、総量規制のルールが定められました。

総量規制の根本となる部分は、「個人がお金を借りる場合は、税込収入の1/3を超えることができない」「借入残高が年収の3分の1以上である場合は、新たな借り入れができない」というものです。

法律の改正が行われた背景には、返済能力を超えた借り入れによる多重債務者の増加がありました。

これを受け、収入に見合った貸し付けが行われるよう、新たに定められたルールです。

借金の総額をきちんと把握することで、過剰な借り入れを防止し、生活の破たんから個人を守る役割を果たします。

ポイントは借りる側の年収ですが、これは前年度の税込年収が基準となります。

給与明細でいえば、各種控除前の額面部分の金額1年分の合計額です。

総量規制の対象となる借り入れ先は?

総量規制の対象となる借り入れ先は、「貸金業者」です。お金を貸してくれるところすべてが、これに含まれるわけではありません。

一般的に貸金業者とされる業者は、個人や小規模の事業者を対象としたノンバンクといわれる企業体です。

クレジットカード会社上記のような企業が総量規制の対象となります。

銀行、保険会社、証券会社、信用金庫などからの貸付けは、総量規制の対象外です。

クレジットカード会社の場合、ショッピング利用分については総量規制の範囲外となり貸付けの障害となりません。

同じクレジットカードを使っても、キャッシング利用分は総量規制の対象なので、区別する必要があります。

総量規制の対象業者であっても、下記については除外されます。

・住宅ローン
・自動車ローン
・高額療養費の貸付け
・有価証券担保貸付け
・不動産担保貸付け
また次のようなケースでは、例外的に貸付けが行われる場合もあります。
・借換えローン
・緊急医療費貸付け
・特定緊急貸付け
・個人事業者への貸付け
・配偶者と合算して年収合計の3分の1を超えない貸付け
(株式会社信用情報機構 総量規制に関するQ&Aより:https://jicc.co.jp/faq/faq_06/index.html)

具体的な借り入れの例と総量規制

総量規制に照らして、給料明細の提出が必要となりますが、実際には提出の必要がない場合もあります。給料明細など収入証明書類が必要な条件は次の2つです。
・50万円以上の借り入れを希望するとき
・他社を含めた総借入額が100万円以上となるとき
・これまで借金がなく、50万円以下の借り入れ希望額であれば、収入証明の書類提出は不要です。
借り入れの際の具体例を考えてみましょう。年収が300万円ならば、最高でも借りられるのは100万円となります。
すでにA社から30万円、B社から40万円の借り入れがある場合、他の業者からであっても30万円以上の貸付けは受けられません。
しかし、クレジットカードのショッピング利用の返済残高が100万円ある場合でも、別の業者から新たに100万円を借りることは理論上、可能です。
ここで気をつけておきたいのは、年収の1/3までの金額がまるまる借りられるわけではないということです。
実質的な借入可能額については、貸金業者が各自設定します。利用者に対して貸し付けられる額は、総量規制に準じて決定されますが、実際には年収の1/3以下に抑えられることが多いようです。先にあったように、前年度の収入が基準となっているため業者側ではリスクを考えます。>総量規制の範囲内であっても、希望額に届かない場合があるのを覚えておきましょう。

総量規制は借り入れの際にどう影響するか

©polkadot

申込時の「他社借入」とは

申込書類の項目で総量規制に関わるのは、他社からの借り入れ金額です。

何が対象となるのかを知らないと、虚偽記載になりかねません。「消費者金融からは借りていない」と安心しているのは早計です。

他者借入に当たるのは、カードローンやフリーローンといった商品の他にも、クレジットカードのキャッシング、自動車ローン、教育ローン、ブライダルローン、トラベルローンなどがあります。

この中には総量規制外のものもありますが、書類に特記されていない場合には、念のため申告記載しておいた方が良いでしょう。対象外であれば、業者はカウントに入れません。

「消費者金融からの借入」「カードローン借入を記載」などと説明書きがあれば、その内容で記載します。

ちなみに住宅ローンや、家電製品の分割払い、奨学金の支払い、携帯電話の分割払いなどは他社借入に含まれません。

虚偽報告はなぜバレる?

他にも借り入れているのを自覚しながら、虚偽記載をした場合はどうなるでしょうか。

これは残念ながら、確実に発覚します。

カードローンでもクレジットカードでも、申込み後には必ず審査が行われますが、そのときの基準とされるのは個人の信用情報です。

貸金業者は信用情報機関に格納されているデータに問い合わせをし、貸し倒れの危険性がないかどうかを判断します。

消費者金融が照会するのはCICと日本信用情報機構(JICC)で、これらの情報機関を通して過去と現在の借金と返済の履歴がすべて共有されます。

データ参照ですべてがわかるにも関わらず、書類に記載をさせるのはなぜでしょうか。そこには信用するに値する人物かどうかを判断するという、大きな意味合いがあります。

カードローンは個人に対して、無担保融資を行うシステムです。

担保の代わりとなるのは、個人の信用しかありません。

他社からの借入状況をごまかしてまでお金を引き出そうとする人物は、返済についても信用がおけないと判断されても仕方ありません。

総量規制を破ったら罰則はある?

総量規制の厳密なルールに則り、原則的には制限を超えた借り入れができないようになっていますが、まれに収入の1/3以上の借り入れが行われてしまう場合もあります。

例えば、複数のローンカードを保有し、それまでほとんど借り入れていなければ、タイミング的に多額の金額を借り入れることが不可能ではありません。

そうした場合の利用者に対する罰則は、特に規定されていません。

ただし、その後はキャッシング、追加借り入れが一切できなくなります。

また先に挙げた信用情報機関に、過剰な借り入れがあったことがデータとして保管されます。

場合によってはその後、各業者の限度額が見直され、借りられる上限が引き下げられることも考えられます。

さらに、こうした過剰な借り入れを意図的にくり返せば、強制退会、一括返還を求められる危険性もあります。

総量規制を気にせずに済むおすすめの借り入れ先

©k_yu

金利が低く安心の銀行カードローン

先に挙げたように総量規制は貸金業者を対象としており、一般の銀行は規制外です。

最近よく広告されている銀行カードローンは個人向けの無担保融資ですが、貸付限度額は総量規制の縛りがなく、独自で設定されます。

銀行の商品なので審査についてはある程度の厳しさはありますが、そこがクリアできれば複数の借金返済をまとめるために使うことも可能です。

銀行カードローンは一般的に消費者金融よりも金利が低く、中には10%を切る超低金利商品もあります。

専業主婦・学生向けの少額カードローンも増えてきているため、以前に比べると格段に敷居が低くなっています。

手続きについても簡略化が進み、消費者金融並みにスピーディーな審査が行われています。

中には消費者金融の売りだった無金利サービス期間を設けているカードローンもあり、さらに利用がしやすくなっています。

信用金庫・信用組合・労働金庫

地域貢献を目的として設立されている信用金庫・信用組合・労働金庫も、総量規制外の組織です。

銀行カードローンよりも知名度が低く、意外に感じるかもしれませんが、おすすめの借り入れ先です。

地域に根差している組織のため、利用できるエリアの制限があります。

その地域に居住していたり、職場があったりする人ならば利用が可能です。

営利よりも地域貢献を基本としているため銀行並みの低金利で、銀行よりも審査のハードルが低いのも魅力です。

銀行の審査が通らなかった場合でも、期待ができます。

組織によっては会費や組合費のような名目で出資負担があるのと、実際の融資までに時間がかかるのがデメリットです。

消費者金融や大手銀行のように申込みから融資までの利便性に乏しく、何度か窓口まで足を運ぶ必要があります。

いざというときのために近くの店舗で口座を開設しておくと、借り入れまでがスムーズです。

意外!消費者金融の中にも総量規制外があった

消費者金融として見ている企業の中にも、実は総量規制枠に入らないところがあります。

例えばレイクは運営元が新生銀行であるため、銀行法での貸付けが行われます。

レイクが新生フィナンシャルローンとなったのは2011年からですが、事業内容としては以前とあまり変わりがありません。

そのため一般的には、普通の消費者金融と受け取られているようです。

金利は他の消費者金融の平均金利と変わらず、18%です。

銀行カードローンと比較すると高金利ながら、無利息サービス期間があり、収入に影響されずに借り入れが可能という魅力があります。

審査に通りやすく、サービスとしては消費者金融ですが、法律の枠では銀行という形になります。

変則型の消費者金融というイメージで覚えておくと、借り入れに悩んだ際に役立つかもしれません。

まとめ

返済能力を超えた借金は、いつの時代でも生活を壊すもっとも大きな要因となります。

社会経済の長引く不況の中で、過剰債務による生活破綻者が急増したのが、総量規制誕生のきっかけとなりました。

借り入れは自己責任と言いつつ、歯止めがあることで救われる人も多いはずです。

総量規制に加え、審査基準によって収入に見合った借り入れが行われれば、借金で人生を狂わせる人の数も抑制されるでしょう。

総量規制に対する正しい知識をもち、限度をわきまえた無理のないカードローンの利用を心がけたいものです。

ライター紹介 ライター一覧

mar

mar

50代女性。
パソコン講師、web企画・制作、クラッシックアーティスト事務所サブマネージャー、経済データベース講師、求職者支援訓練講師など多彩な業務に従事。
介護のため退職し現在は在宅ライター・心理学系セミナー講師をしながら、インコとイヌをお供に暮らしています。ビジネス系・転職系の記事が得意です。

関連記事

  • 【サラ金と消費者金融は違う?】安心安全にお金を借りる方法を調べました!

  • 【無利息期間あり】のカードローン~マネー原人おすすめはこの3つ!

  • 三菱東京UFJ銀行カードローン「バンクイック」について解説!

  • 【教育費】公立より私立?!私立高等学校等授業料軽減助成金を活用

  • 諦めないで!まだある!お金を借りる最終手段

  • 【低金利】で借りられる金融機関ってどこ?実はいろいろある借り入れ先の比較