闇金以外でお金を借りる方法まとめ
お金にどうしても困っていて「闇金でもいいから、すぐにお金を借りたい」という人もおられるかもしれません。しかし、闇金に足を踏み入れることは、同時に生活が破たんし、身を滅ぼしてしまうことを指しています。それほど、危険なものである認識が必要です。
闇金など利用せず、お金を借りるなら健全な消費者金融を活用するべきです。
ここでは闇金の恐ろしさについてお伝えし、お金に困っている人が健全な消費者金融でお金を借りるためにはどうすればいいのかお伝えしていきたいと思います。
目次
闇金に行くまでにまずは大手消費者金融へ
どうしてもすぐにお金が必要になることがあります。自分の持ち合わせがなかったり、身内を頼りにできない場合もあるでしょう。ひょっとしたら無職で失業中なんてこともあるかもしれません。担保となるものを持っていなかったり、保証人になってくれる人がいなかったりして諦めている人もおられるでしょう。
もちろん銀行でお金を借りるのが一番安心できますし金利も低いですが、審査にかかる時間的な余裕がない場合や、厳しい審査のために諦めている人もおられるでしょう。
そんな場合には、闇金なんかに行く前に、まずは大手消費者金融に相談することをおススメします。銀行よりは金利が高めになっていますが、審査自体は30分程度で終わりますし、早ければ1時間程度で融資を受けることもできるのです。また無担保無保証でお金を借りることができます。
わざわざ店舗に行って手続きを行わなくても、スマホやパソコンがあれば24時間インターネットで手続きを行うことができますし、土日祝日においても30分で審査でき、即日融資が可能なところも少なくありません。
大手消費者金融のサイトでは、借入診断を行っているところもありますので、まずは試してみて、自分が融資を受けることができるのか確認してもいいでしょう。
闇金は絶対に行くべきではないこれだけの理由
「無審査・無担保」でお金に困っている人を誘き寄せる
闇金が危ない消費者金融であるということは、恐らくどんな人であっても理解していることでしょう。闇金は、正規の消費者金融ではありませんから、当然ながら都道府県知事や財務局長の登録などを受けているはずはありません。
闇金のウリといえば「無審査・無担保」になりますが、基本的にどの正規の消費者金融においても審査は行っています。消費者金融によって審査内容に差はありますが、大手であっても中小であっても、決められた審査を行った後に融資を行っています。
消費者金融は、「利息」によって利益を得ています。もしも審査なく融資をしてしまって、返済ができなくなってしまったとしたら、その消費者金融は利益を得ることができないのです。これでは商売として成り立ちません。
ではどうして闇金には「無審査・無担保」で融資を行うことができるのでしょうか。闇金に来る人というのは、基本的にどこの消費者金融でも融資を受けることができなかった人が利用します。つまり返済のリスクがとても高い人が、お金を借りに来るのです。
しかしそれでも「無審査・無担保」で融資を行うことができるのは、闇金特有のシステムがあるからなのです。では、その内容についてみてみましょう。
法外な金利なので返済できなくなる
みなさんは法定金利というものをご存じでしょうか。銀行、消費者金融は、法定で決められた上限金利まででしか、融資をすることができなくなっています。
以前はグレーゾーンの金利があり、高額な利息を請求することができましたが、現在は出資法では上限金利が20%、利息制限法においても元本10万円未満につき20%、元本10万円以上100万円未満では18%、元本100万円以上が15%までと定められています。
しかし闇金では当然ながら、このような法律を守っているところはありません。十一(といち)と呼ばれる10日で1割の利息を聞いたことがあるでしょう。10日で1割の利息であれば、年利でいいますと365%となり、出資法や利息制限法の金利をはるかにオーバーしていることが分かります。
中には十二(とに)、十三(とさん)と、10日で2割や3割の闇金もあり、年利でいいますと1000%を超えるところもあるのです。
仮に10万円を1年間借りた場合、元本+利息は、
年利20%であれば、12万円
十一(といち)であれば、324万円
十二(とに)であれば、7764万円
十三(とさん)であれば、14億4189万円
となります。
この数字をみればいかに法外な利息を取っているかが分かるでしょう。普通の人であれば、返済できるはずはないのです。
取り立てが尋常じゃないくらい厳しい
借金をしていて返済が滞ると、取り立てを受けることになります。これは闇金に関わらず、銀行であっても取り立てを受けることになるでしょう。
しかし、銀行や正規消費者金融であれば、手紙や電話で督促を行うことから始まるのが普通で、もちろん早朝や深夜などに連絡することはありません。もちろん「早く返せ」などと恫喝するようなことはありません。しつこく連絡することもありません。職場に連絡するようなこともありません。
それでも返済することがないのであれば、自宅に訪問するようになります。自宅に訪問する場合においても、早朝や夜間に伺うことはありません。直接会って、今後の返済計画などを交渉することになります。玄関に「金返せ」などと張り紙をするようなこともありません。
もちろん闇金であれば、もともと法律を守る気持などまったくありませんから、人の嫌がる取り立てを重点的に行います。
電話での督促も、1日に100件以上なんてことも珍しくはありません。もちろん人の嫌がる早朝や夜間においても連絡し、精神的に追い詰めていきます。「殺すぞ」「実家に取り立てにいくぞ」など、脅し文句も平気ですし、職場にも連絡してきます。
自宅に訪問する場合においても、玄関に張り紙を貼ったり、近所に対して言いふらしたりもします。とことん嫌なことをして追い込んでいくのが、彼らの手口です。
ソフト闇金なら大丈夫?
最近「ソフト闇金」なる消費者金融を見かけることができます。ソフト闇金とは、闇金のように脅しや脅迫による取り立てを行うことなく、正規消費者金融のようにソフトな対応を心がけているといわれています。
しかしソフト闇金であっても、正規の消費者金融ではなく、違法な金利で融資を行っています。2週間で30%、10日で20%という法外な金利をとっているところもあります。
本当にソフトな対応なのかどうかは何ともいえませんが、通常の闇金同様に法外な利息を取っていることには間違いありません。謳い文句をみてみると「ブラックOK」「即日融資可能」などと記載されていますが、闇金同様の甘い文句でお金に困っている人を引き寄せようとしていることが分かります。
仮に融資の際にはソフトな対応であるとしても、取り立てまでソフトである保証はありません。彼らも高いリスクの中でお金を貸しているわけですから、取り立ても正規消費者金融と変わらないような方法でやっているとしたら、商売を続けていくことができないでしょう。
決して騙されてはいけません。
闇金以外でお金を借りるための対策
審査に通るために必要なたった1つのポイント
どうしても闇金からは借金したくない、正規の消費者金融でお金を借りたいという人であれば、消費者金融が行う審査に通る方法を考えてみることがいいでしょう。
基本的に消費者金融は「無担保・無保証」でお金が借りられることになっています。不動産や車などを担保に入れてお金を借りることもできるのですが、基本的には消費者金融はお金を借りにきた人の「労働力」「収入」を担保にお金を貸しているといえます。働く意欲があって、安定した収入があるとしたら、お金を借りることができるのです。
審査に通ってお金を借りたい、ということであれば、まずは仕事をすることが重要なポイントとなります。
もちろん過去に返済を滞るなど金融事故を起こしているような場合でお金を借りられないことがあるかもしれませんが、基本的には真面目に働いて安定した収入があるとしたら、原則的にはお金を借りることができるのです。
これは何も大企業に就職するような必要はありません。アルバイトやパートでも働いて収入を得ているとしたらお金を借りることができますし、派遣社員や日雇い労働者でも安定して収入があるのならば、借りることができる可能性は高くなるでしょう。
クレジットカードのキャッシングや質入れを利用する
クレジットカードを持っているのならば、キャッシング枠にてお金を借りることができます。すでにクレジットカードを持っているのならば、無審査でお金を借りることができますので、うまく活用すればいいでしょう。
クレジットカードは、通常、買い物などで活用しますが、買い物の際に利用するのは「ショッピング枠」と呼ばれるものです。このショッピング枠にはキャッシング枠も含まれていることが多くあります。
カードによって、このキャッシング枠がいくらまでになっているかは分かりませんが、18%程度の金利でお金を借りることができますから、大手消費者金融並みの利息です。
また質入れを利用することができます。質入れとは、質屋に品物を預けて、それを担保にしてお金を借りる方法です。もしもブランド物ののバックや財布、貴金属や時計などがあれば、質入れでお金を借りることができるでしょう。
もしも返済できなければ、質流れといって、預けていた品物が売られてしまうことになります。
審査の甘い中小消費者金融は狙い目
銀行や大手消費者金融は審査が厳しい
銀行は一番金利が低いというメリットがありますから、どうしても審査は厳しくなるといえます。仕事をしているとしても、安定していなかったり、少なかったり、自営業で不安定であるような場合であれば、難しいといえます。
銀行独自の審査に加えて、保証会社においても審査を行いますから、必然的に厳しくなってしまうでしょう。
では大手消費者金融ではどうでしょう。
大手消費者金融では、新規貸付率というものを発表しています。プロミス、アコム、アイフルといった大手消費者金融では、40%~50%未満くらいで推移しています。大手消費者金融もは約半数の人が、審査に落ちていることが分かります。
融資額を低くするなどで、借りられる場合もありますが、やはり銀行同様に収入の安定性が大きく影響するものであると考えられます。
中小消費者金融をおススメできるこれだけの理由
大手消費者金融で審査が通らなかったとしても、地元に根付いているような中小消費者金融であれば審査に通ることがあります。
中小消費者金融においても、大手同様の審査を行っているのですが、銀行や大手ほど厳格な基準で行っていないところも少なからずあるのが現状です。
特に中小消費者金融は、顧客を集めることがとても難しく、悪くいえば大手で通らなかった人を集めるようなことをしないと、商売を続けていくことができなくなってしまいます。
特に新規にオープンした消費者金融や、何かしらキャンペーンを行っている消費者金融であれば、間違いなく多くの顧客に集まってもらいたいと考えています。大手と同様に厳しい審査を行っているとは、考えにくいと思いませんか。
中小消費者金融であっても、24時間インターネットで申し込みや即日融資を行っているところも多くあります。大手にも負けないようなサービスを行っているところもありますから、うまく活用することがいいでしょう。
国や市町村から公的なお金を借りてみよう
総合支援資金貸付制度
「総合支援資金貸付制度」とは、厚生労働省が行っている、失業等によって日常生活で困難を抱えている人に対してお金の貸し付けと、社会福祉協議会やハローワークと連携して就業相談を行い、継続的に自立を促すための制度となっています。申込みの相談は市町村社会福祉協議会で行っています。
連帯保証人が原則必要ですが、場合によっては必要とならないこともあり、単身であれば月額15万円以内、2人以上の世帯であれば月額20万円以内を最長12カ月借りることができます。ほかにも生活を再建するために一時的に60万円まで借りることもできます。緊急的に10万円まで借りることもできます。
連帯保証人を立てる場合は無利子で、連帯保証人を立てなかった場合でも年1.5%という低金利ですから、まずは相談に行くといいでしょう。
生活福祉資金貸付制度
国が行っている貸付制度に「生活支援資金貸付制度」というものがあります。これは厚生労働省が行っている取り組みで、都道府県社会福祉協議会が実施主体となっているものです。受け付けは市町村社会福祉協議会で行っています。
貸し付けは、低所得者世帯、障害者世帯、高齢者世帯が受けることができます。生活資金が足りないような場合に貸し付けを受けることができる総合支援資金を始め、福祉資金、教育支援資金、不動産担保型生活資金などを利用することができます。
生活福祉資金貸付制度においても、総合支援資金貸付制度と同様にお金を借りることができます。連帯保証人についても同様で、立てない場合でも年利1.5%ですから、該当する人はまず相談してみるといいでしょう。
まとめ
闇金以外でお金を借りたい人のために、必要な情報をお伝えしました。
どのような理由があったとしても闇金では借金をしてはいけません。闇金だけではなくソフト闇金であっても同様です。身の破滅を迎えてしまうことになります。
まずは大手消費者金融に相談してみて、審査に通らないのであれば、中小の審査に通りやすいところをピックアップして相談してみるといいでしょう。収入が安定していなかったり、金融事故を過去に起こしていたとしても、小額であれば利用することができる場合もありますから、まずは審査を受けてみるといいでしょう。