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専業主婦でもお金を借りることができますか?

 2017/07/28 お金を借りる
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同じ主婦でも専業主婦と兼業主婦ではお金を借りることに対する難易度が異なります。
共働きの兼業主婦であれば、自らの収入をもとに金融機関からお金を借りることができます。

しかし働いていない専業主婦の場合には、自らの収入がありません。
借入先や実際に借りることのできる金額などが限定されてしまいます。
そもそも専業主婦のは金融機関でお金を借りることができるのでしょうか。

ここではお金を借りたいと考えている専業主婦の借入について考えてみましょう。

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専業主婦がお金を借りたいと思う理由

専業主婦がお金を借りたいと思う理由には、どのようなものがあるのでしょうか。
特に多く挙げられるのが、以下のようになります。

  • 子供にかかる教育費
  • 病気のための治療費
  • 冠婚葬祭にかかる費用

このような理由では、お金を借りたいと思う気持ちもわかります。

一方、次のような理由を挙げる方もおられるでしょう。

  • 国内や海外旅行をするための資金
  • 美容やファッションにかかる費用

このように趣味や遊びを目的と考える場合、金融機関でお金を借りることができないのでは、と思う方も多いでしょう。
理由はともかく、カードローンなどの金融機関の商品は基本的に資金使途(借りたお金の使い道)は自由とされています。
事業性資金への使用は不可となっていますが、その他の場合は基本的に自由に使うことができます。

専業主婦はカードローンを利用できるのか?

では専業主婦は、はたして金融機関のカードローンを利用できるのでしょうか。
主婦は主婦でもパートやアルバイトなどで一定額の収入がある主婦であれば、利用できるカードローンは比較的見かけることも多くあります。
しかし専業主婦の場合は、基本的に自らの収入はありません。

結論から申し上げると「専業主婦でもお金を借りること」ができます。
ただし、それには一定の条件を満たす必要があります。
専業主婦がどこでも簡単にお金を借りることができるわけではありません。

総量規制が大きな意味を持つ

専業主婦が金融機関のカードローンを利用する場合の、一番の壁が「総量規制」です。
「総量規制」とは、貸金業法に含まれる主要規制のひとつで、2010年6月に施行されました。
その内容は「貸金業者からの年収の3分の1を超える貸出を制限する」というものです。
例えば年収300万円の方の場合、貸金業者から総額100万円以上の借入はできないということになります。

つまり基本的に自らの収入が無い専業主婦の場合、この総量規制によって貸金業者から借入ができないことになります。
これが専業主婦の金融機関からの借入の一番のネックとなります。

配偶者貸付の利用は?

一方、総量規制には「配偶者貸付」という制度も設けられています。
その名の通り、配偶者(夫など)に収入があれば、その収入を合算して貸付を認めるという制度です。
この制度を利用すれば、収入の無い専業主婦でも貸金業者からの借入が可能となります。

しかし法律では認められているこの制度ですが、実際のところ現実的に消費者金融などの金融業者は、この制度を導入している先は少なくなっています。
配偶者制度を活用するには、配偶者の同意を得る必要があります。
収入の確認、同意書の提出、借入意思の確認など手間やコストが大きくリスクが高い作業となります。
そのためこの制度を活用して、専業主婦の借入を認めている大手消費者金融は、残念ながらほとんど存在していないのが実情です。

銀行カードローンならチャンスあり

「総量規制」は消費者金融などの貸金業者を対象としています。
一方、銀行カードローンは総量規制の対象ではありません。
そのため法律上は、自ら収入の無い専業主婦でも借入可能となっています。

とはいっても3大メガバンクをはじめ、多くの銀行カードローンでは「本人に安定した収入があること」を条件としています。
しかし地方銀行の中には「世帯収入がある」「配偶者に安定した収入がある」方の利用を認めている銀行もあります。

ただし地方銀行や第二地方銀行ですと、その営業区域に居住していることなどが条件になってきます。
そこで自宅近くに該当する銀行があるかどうかを調べてみると良いでしょう。
中には口座開設が必要だったり、窓口の来店を必要としている場合もありますので、各条件を確認しておきましょう。

その他、ネット銀行のカードローンの中にも、専業主婦の申込を可能としている先もあります。
公式ホームページに「専業主婦でも利用できます」いった内容が記載されている先もあります。
ネット銀行であれば居住地関係なく申し込むことができ、来店をする必要もありませんので、気軽に申込ができるでしょう。

自主規制が導入される!!

しかしこのように「総量規制の対象外」と宣伝していた銀行カードローンも状況が変化してきています。
銀行カードローンの過剰な貸付が問題視された結果、2017年秋以降、貸出について自主規制を設ける銀行が増えてきたのです。
つまり「年収の3分の1の貸付」を制限する動きが、銀行カードローンの中でも増えてきたのです。

その結果「専業主婦でも借入可能」としていた銀行でも、自主規制により制限を設ける銀行が増えています。
ホームページ上からも「総量規制の対象外」「専業主婦でも借入可能」といった文言が削除されています。

自主規制の流れは今後も加速していくことが予想されます。
その結果、専業主婦の借入は、ますます困難となってくるでしょう。

借りるための選択肢を間違えないように

専業主婦がお金を借りるための選択肢は全くないわけではありません。
しかしその門はかなり狭いことがわかったのではないでしょうか。
専業主婦でも利用可能としていた銀行カードローンも、自主規制導入によりますます利用しにくくなっています。

そこで注意しておきたい点があります。
なかなか借入先が見つからないことから、違法な金利でお金をかる「ヤミキン」を利用しないことです。
被害を訴える主婦も多く、その背景には配偶者に言えなくて一人で悩んでいるケースが多いとされています。

ヤミキンも一昔前のイメージとは大きく違ってきています。
金利や取り立てもソフトな点が特徴で、相談ごとへの対応もよいとされています。
しかしお金に困っている専業主婦をターゲットにした広告を出しなど、勧誘の手法も様々なものが登場しています。
専業主婦でもお金を借りることができるというだけで飛びついて、「気がついたら実はヤミキンだった」「どんどん雪だるま式に借金が増えてしまい、どうにもならなくなった」ということも多いとされています。

どうしてもお金が借りられない場合などは、配偶者に相談するか、自ら働きに出るなどして解決するようにしましょう。

専業主婦がお金を借りる場合の審査はどうなの?

ホームページなどに「専業主婦でも利用可能」とされている銀行カードローンでも、当然誰もが利用できるわけではありません。
審査に合格することで初めて借入が可能になります。

自ら収入の無い専業主婦の場合、その審査基準は厳しいことが想像できます。
配偶者の収入を合算するとしても、あくまで返済を行うのは専業主婦本人です。
専業主婦の借入の銀行側の対応は、次のように分かれています。

①配偶者の収入証明書が不要な先

申込金額にもよりますが、もともと収入証明書を提出不要としているケースです。
この場合、配偶者の収入証明書(源泉徴収票や所得証明書など)も必要ありません。

②配偶者の収入証明書を必要とする先

この場合は配偶者の収入証明書を準備しなければいけません。
当然、収入金額により借入可能金額も異なってきます。
また①のケースでも審査の過程で配偶者の収入証明書を求めるケースもあります。

③配偶者を保証人とする先

収入証明書だけでなく、配偶者を保証人とするケースです。
通常銀行カードローンは保証人不要としているのですが、配偶者の収入を合算するかわりに、配偶者を保証人とするわけです。
当然、保証人である配偶者の同意を必要とします。

ブラック状態では審査に合格できない

「ブラック状態」とは、過去の金融事故が個人信用情報に登録されている状態を指します。

  • 返済の遅延
  • 長期の延滞(3ヶ月以上)
  • 自己破産、個人再生、民事再生などの債務整理

これらの事故情報は発生してから数年~10年間、個人信用情報に登録されます。
たとえ延滞を解消したとしても、その情報は一定期間記録として残ってしまうのです。

このような事故情報が確認された場合、銀行カードローンの審査に合格することはまずできません。
これは専業主婦に限ったことではありませんが、カードローンの審査では重要なポイントです。

高額融資は期待できない

また審査に合格できたとしても、専業主婦が借入できる金額はそれほど多くは期待できません。
専業主婦でも利用可能としている銀行カードローンでも、せいぜい10万円~30万円、多くても50万円が限度とされています。

それでもちょとした出費などには十分な額かもしれません。
しかし専業主婦が100万円を超える金額を通常の金融機関で借りることは、まず不可能なのです。

配偶者にばれる心配はないの?

専業主婦の中には「借入が夫にばれるのが心配」という方も多いでしょう。
その理由はともかく、専業主婦が利用可能なカードローンでは夫などの配偶者にばれる危険は少ないといえます。

最近ではインターネットで申込から契約、借入まですべて完結できる先が増えています。
このような先には「郵送物なし」という先も多く、利用明細などが自宅に発送されることもありません。
店頭で申し込んだ場合も、担当者に相談することで連絡先を本人の携帯電話に限る対応をしてもらうこともできるでしょう。
金融機関担当者も、この点は熟知していますので、配偶者にばれないように細心の注意を払ってもらえます。

しかし返済が遅れた場合は、話は別です。
携帯電話の連絡でラチがあかない場合には、督促の連絡を自宅に入れたり、督促状を自宅に発送する対応をせざるを得ません。
これは自業自得ですので、その結果夫に借入がばれても文句はいえません。

万が一返済ができない状況に陥った場合は、早めに金融機関の担当者に連絡をいれるようにしましょう。

まとめ

専業主婦がお金を借りたいという場面は、様々挙げることができます。
しかし借入可能な先であっても、それほど高額な金額は期待できません。

また当然ですが、借りたお金は必ず利息を含めて返済しなければいけません。
借入の際には、必ず返済についてもよく考えるようにしましょう。
せっかくお金を借りることができても、後から返済ができないなどとなったなら大変なことになります。

お金を借りる際には、どうしても借りることだけを考えてしまいがちですが、返済のイメージがしっかりできておけば、ストレスのない毎日が過ごせるはずです。

またできることならお金の相談は、夫などと相談することをおすすめします。

「俺に内緒で借りて何に使ったんだ」と勘繰られて、関係の悪化を招くことにもなりかねません。
金融機関側も、夫などにばれないように細心の注意を払ってくれますが、どこから発覚するかわからないのもお金の問題です。
できるだけ夫婦で相談し、最適な方法を探し出すようにしましょう。

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ライター紹介 ライター一覧

ワカタン

ワカタン

大学卒業後、大阪の某地方銀行に入行。支店勤務で融資担当者として、窓口受付、稟議作成、事務処理などを勤める。数店舗勤務後、入社後5年で本店個人ローンセンター勤務、商品開発担当の職を勤める。約3年後主任に昇格後、本店融資管理部に配属、債権回収などの事務処理、および同行の金融検査対応などの業務を勤める。現在は約15年勤務した地方銀行を退社し、大阪府下の会社勤務の傍ら、執筆業を営む。

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